この概念自体は、決して最新の流行ではない。歴史を遡ると、1972年に社会学者のニーナ・オニールとその夫が著した書籍によって広く知られるようになった。束縛し合う関係から自立した個人同士の協力関係へ移行するという主張は、当時のカウンターカルチャーとともに世界的な関心を集めた。
そして21世紀、この議論をふたたび世界的なトレンドへと押し上げたのが、ハリウッドを代表する大物俳優ウィル・スミスと、その妻であるジェダ・ピンケット・スミスの明かした事実だった。彼らがトーク番組で自らの結婚生活について語り、互いに他者との恋愛関係を容認していると明かした瞬間、メディアは騒然となった。完璧な夫婦と目されていたふたりの選択は、世界中で大論争を呼ぶこととなった。