街を歩けば、バックパックやトートバッグの脇に小さなカラビナを吊るした人を頻繁に見かける。スマホ、ワイヤレスイヤホンケース、ボトルホルダー、エコバッグ。手ぶらで移動したい「手ぶら女子・手ぶら男子」の増加とミニマリズムの浸透が、引っ掛けフックとしての需要を押し上げた。
加えて、相次ぐ自然災害への警戒感からEDC(Everyday Carry=日常的な携帯品)を見直す動きが広がったことも大きい。限られたバッグの容積を立体的に活用し、必要な道具を即座に取り出せるシステムを構築する際、カラビナは最も手軽で強力な接続パーツとなる。100円(税込110円)という圧倒的なコストパフォーマンスが、実験的な買い増しを後押ししているのだ。