東北地方の南部に位置する仙台市は、豪雪地帯である青森や秋田と比べれば降雪量こそ少ないものの、真冬には蔵王連峰から吹き下ろす「仙台おろし」と呼ばれる冷たい季節風に晒されます。朝晩の冷え込みが厳しく、泉区の丘陵住宅街や愛子(あやし)地区などでは氷点下5度を下回る日も珍しくありません。この仙台特有の気候に対して、一条工務店の強みである超気密・超断熱構造と全館床暖房はどのような真価を発揮するのでしょうか。
宮城県内で一条工務店を選ぶ最大の動機となっているのが、玄関から廊下、脱衣所、トイレに至るまで家全体を一定温度に保つ全館床暖房です。一般的な個別エアコン暖房では、1階のリビングが暖まる一方で廊下や北側の洗面所が極寒になり、ヒートショックのリスクが高まります。しかし、同社の全館床暖房システムは、温水を床下に循環させる輻射熱暖房であるため、足元から部屋全体が均一に包み込まれるような暖かさを生み出します。
実際に仙台市泉区紫山に住まいを構えた30代施主は、取材手記のなかで次のように語っています。
「以前住んでいた築25年の賃貸アパートでは、真冬の朝に息が白くなるほど寒く、ファンヒーターを焚いても足元だけが氷のように冷たかった。一条の家に引っ越してからは、仙台おろしが吹き付ける1月でも室内は常に22度前後をキープしており、子どもたちは真冬でも素足のまま走り回っています。朝起きた瞬間の寒さによる憂鬱が完全に消えました」
加えて、宮城県民にとって決して妥協できない要素が「耐震性」です。1978年の宮城県沖地震、そして2011年の東日本大震災を経験した地域だからこそ、住まいの構造強度には極めてシビアな視線が注がれます。一条工務店は、建築基準法で定められた耐震等級の最高ランクである「耐震等級3」を標準仕様としており、国が定める基準を大幅に上回る独自の自社実大振動実験を幾度も繰り返しています。壁パネルを強固に緊結するモノコック構造(2×6工法)は横揺れだけでなく縦揺れにも粘り強さを発揮し、震災以降の宮城県内でも安全神話の確固たる裏付けとして支持され続けています。