ネット検索で「ロールアイスクリームファクトリー 閉店 理由」というサジェストが目立つ背景には、2017年の日本上陸当時に見られた爆発的な「原宿本店」フィーバーからの落差があります。当時は原宿表参道エリアで最長7時間の待ち時間を記録し、テレビ各局が連日その熱狂を報じていました。
しかし、インスタ映えという視覚的刺激が一過性のブームとして落ち着くにつれ、全国に急拡大した常設店舗の統廃合が進められました。運営会社である株式会社トレンドファクトリーの事業方針を追跡すると、固定費の高い路面店を無秩序に維持するのではなく、映画館(TOHOシネマズ併設など)や商業施設とのタイアップ、さらに期間限定のポップアップショップを軸とした機動力の高い出店形態へと舵を切ったことがわかります。
単なる「アイスを食べる場所」から、「推し活やエンタメ体験を楽しむ空間」へとポジショニングを再定義したことが、ブーム終焉後もブランドが生き残り続けている最大の要因です。