キメラアントの王・メルエムを守護する「王直属護衛軍」は、ネフェルピトー、シャウアプフ、そしてモントゥトゥユピーの3名で構成されています。ピトーやプフが人間と蟻の混血であり、人間特有の知略や情緒、執着を受け継いでいるのに対し、ユピーは純粋な魔獣の配合種として誕生しました。この生物学的な出自の違いこそが、彼の純粋無垢な戦闘本能と絶対的な頑強さの根源となっています。
アニメ版(2011年マッドハウス制作)では、名声優・立木文彦氏が重厚かつ威圧感に満ちたドスの利いた声音でユピーを怪演。当初の猛獣じみた咆哮から、知性を獲得した後の静謐で冷徹な語り口に至るグラデーションを見事に表現し、キャラクターの凄みを決定づけました。
作中で示されたユピーの強さを語る上で欠かせないのが、戦闘のスペシャリストであるナックル=バインが戦慄した圧倒的なオーラ量(潜在オーラ量)です。一般的なプロハンターの平均潜在オーラ量が2万〜3万程度、シングルハンターの精鋭であるモラウが約7万とされる世界観において、ナックルはユピーのオーラ量を「最低でも70万以上」と算出しました。これは一流プロの10倍から30倍以上に匹敵し、正面からの消耗戦で人間が勝利することは論理的に不可能な数値でした。