時計の針を巻き戻すと、2人を襲った試練はあまりに突然でした。2018年秋、Nosukeは腰の激痛や体調不良を訴えて病院を受診。下された診断は、精巣がんが転移した縦隔の胚細胞腫瘍(約15センチの巨大な腫瘍)という極めて深刻なものでした。当時29歳という若さでの告知は、本人にとっても妻のmisonoにとっても受け入れがたい衝撃でした。
2018年12月に病名を公表した後、左睾丸の摘出手術を実施。その後、過酷を極める抗がん剤治療(BEP療法等)へと進みました。副作用による激しい吐き気、全身の脱毛、指先の痺れなど、ドラマーとしての将来を脅かす苦痛に苛まれながらも、Nosukeは公式ブログで病状や心境をユーモアを交えながら赤裸々に発信し続けました。
この壮絶な日々の傍らには、常にmisonoの存在がありました。仕事を調整しながら病院へ通い詰め、夫を精神的・肉体的に支え続けたmisonoですが、その献身の裏で彼女自身も極度のストレスと過労から体調を崩し、メニエール病や激しいめまいに見舞われるなど、壮絶な「共闘」が繰り広げられたのです。