岩松院での参拝を終えたら、町の中央部に位置する北斎館へと足を延ばすのが小布施散策の真髄だ。小布施の街並みは、栗の木が敷き詰められた遊歩道や酒蔵の煉瓦煙突が美しい景観を作り出しており、徒歩やレンタサイクルで心地よく回遊できる。
北斎館には、北斎が描いた祭屋台の天井画『怒涛図』や『男浪図』『女浪図』をはじめ、貴重な直筆画(肉筆画)が多数展示されている。岩松院の『八方睨み鳳凰図』で見せた躍動感と、北斎館で出会う緻密な筆致。両者を比較することで、晩年の北斎が到達した日本美術・浮世絵の極限的境地が立ち現れてくる。北斎、一茶、そして武将たちの記憶が交錯する小布施。歴史の記憶をたどる旅は、現代の私たちに時空を超えた深い対話の時間を与えてくれる。 (出典: 岩松 院(Yahoo!ニュース))
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