検索エンジンやSNS上で大王製紙の可児拠点が注目を集めている最大の背景には、家庭紙サプライチェーンの再構築があります。2026年以降の物流構造改革を経て、消費地に近い中京エリアでの高効率生産体制がグループ全体の命運を握る重要ファクターとなりました。
岐阜県可児市にあるこの拠点は、正式には大王製紙グループの中核製造会社であるエリエールペーパーテック株式会社 可児工場として稼働しています。愛媛県四国中央市の三島工場が「紙・板紙から家庭紙までの一貫臨海コンビナート」であるのに対し、可児工場は「東日本と西日本の中継点に位置する超高効率な加工・物流拠点」という明確なポジショニングを持っています。
近年話題を呼んでいるのは、単なるティシュー製造にとどまらず、市場需要が急拡大している除菌ウェットシートやペーパータオル、大人用・ベビー用紙おむつ関連の加工ラインなど、付加価値の高い衛生用紙製品の集約拠点へと劇的な進化を遂げている点です。そのスケール感と供給スピードの速さが、業界関係者のみならず地域経済界でも大きなニュースとなっています。