学校案内のパンフレットや公式Webサイト、Instagramに掲載されている制服姿は、プロのカメラマンがモデル生徒を完璧にスタイリングして撮影したものです。しかし、実際に毎日着用して通学する生徒たちの本音を取材すると、華やかなイメージの裏にある現実が見えてきます。
大手進学情報掲示板や独自取材で集まった現役生・卒業生のリアルな証言を検証してみましょう。
「制服の可愛さで成蹊に決めました。冬のセーラーは本当に写真通りで最高にテンションが上がります。ただ、伝統校なので生活指導はしっかりしています。スカートの裾上げやウエスト折りは毎朝の登校時にチェックされるので、ネットで見るような『超ミニ丈』で出歩くことは原則できません。指定の着丈のままで綺麗に着こなす美意識が求められます。」(大阪成蹊女子高校・2年女子)
「近大附属のブレザーはストレッチが効いていて、重いリュックを背負って満員電車に乗っても肩が凝らないのが本当に助かっています。ただ、冬場に指定外のパーカーやカーディガンを着ることは禁止されているため、防寒対策としては指定のコートやセーターを買い足す必要があり、初期費用はそれなりにかかりました。」(近畿大学附属高校・卒業生)
現場取材から浮き彫りになったのは、「制服が人気のある学校ほど、ブランドイメージを守るために校則や着こなしのチェックが厳格である」という鉄則です。「制服が可愛いから着崩して遊びたい」と考えて入学すると、毎朝の校門指導や集会での服装点検で大きなストレスを抱えることになりかねません。