ボロボロ崩れない!プロが明かすタルトの切り方と極上の裏ワザ

ボロボロ崩れない!プロが明かすタルトの切り方と極上の裏ワザ

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タルトカットにおいて最大の敵となるのが、表面にゴロゴロと載ったフレッシュフルーツと、土台となるカチカチのクッキー生地という二律背反の硬さだ。特に色鮮やかなフルーツタルトは、上から力任せに包丁を押し下げると果汁が溢れ出し、クリームがはみ出て大惨事になりやすい。

プロのパティシエが最初に行う秘策、それは包丁の「温め」だ。80℃程度のお湯を満たしたバットや深めのグラスに包丁の刃先を数秒浸し、乾いた清潔なふきんで水分を素早く拭き取る。熱を持った刃が生地に含まれるバターをミリ単位で滑らかに溶かし、抵抗なくすっと刃が入る仕組みだ。

刃の角度も決定的なポイントである。真っ直ぐ真上に構えて垂直に叩き落とすのは厳禁だ。まずは包丁の先端を45度の角度でタルトの中心に入れ、刃全体を前後にやさしくスライドさせながら皮目を切り進める。固い土台に到達したら、刃を水平に戻して一気に下に押し切る。この2段階のアプローチこそが、崩れを極限まで防ぐ黄金法則なのだ。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。