病気についての知識を親自身や周囲の大人が子どもに分かりやすく説明するのは容易ではない。こうした課題に対し、現場の支援者から絶大な信頼を寄せられているのが「NPO法人ぷるすあるは」の活動だ。精神科看護師と絵本作家を中心とした同団体は、親の精神疾患を子ども向けにやさしく解説した絵本やWebコンテンツを制作している。
「お母さんの元気がなくても、それはあなたのせいじゃない」というメッセージを込めた絵本やサイト上のイラスト解説は、子どもたちの心の安全基地となっている。近年では、成人した当事者(アダルト・チルドレン)が過去の傷を癒やすためのリソースとしても広く活用されており、当事者同士が支え合うコミュニティ形成の土台を築いている。