『劇場版 呪術廻戦 0』で乙骨憂太の複雑な情念と愛憎を演じきり、世界中のファンに強烈な印象を刻みつけた記憶は新しい。SFアニメの金字塔から重厚なダークファンタジーまで、ジャンルを自在に行き来する振り幅の広さは他に類を見ない。
中性的でありながら圧倒的な強度を持つその声質は、「男装の麗人」という枠組みにとどまらない。キャラクターが抱える孤独、苦悩、そしてささやかな希望を、吐息一つ、間の取り方一つで表現してみせる。演劇的なアプローチに基づいた徹底的な役作りが、ストーリー全体に圧倒的な説得力をもたらしているのだ。