タイラーのクリエイティビティを語る上で、ファレル・ウィリアムスの存在は欠かせない。十代の頃から憧れを公言し、NerdsのDNAを吸収してきた彼にとって、ファレルは単なる先達ではなく、自らの可能性を信じるための羅針盤だった。
現在、二人の関係は「憧れと指導」の段階を完全に脱し、対等なヴィジョナリー同士の共鳴へと昇華している。スタジオで交わされるセッションは、音楽のみならず素材の選定やカラーパレットの議論にまで及ぶ。予測を裏切り続けるコード進行、耳に残るパーカッシブなグルーヴ。二人の奇才が火花を散らすとき、ストリートカルチャーの歴史は常に新しいチャプターへと書き換えられていく。