日本の商業シーンをリードし続ける阪急百貨店や高島屋といったトッププレイヤーにとって、百貨店催事は単なる物販の場ではなく、エンターテインメントと文化発信の最前線だ。バイヤーたちが現地へ幾度も足を運び、知られざる名店を口説き落として実現する企画力には目を見張るものがある。
両雄が繰り広げる催事の演出は年々洗練度を増している。ライブ感あふれるオープンキッチンや、生産者のこだわりを映像とパネルで魅せる展示手法など、購買体験そのものをドラマチックに仕立て上げる手腕が、訪れる人々のリピート欲を強力に刺激している。