重岡銀次朗を語る上で、兄である重岡優大の存在を外すことはできない。熊本の地で幼少期から切磋琢磨し、共にアマチュア界を席巻、そしてプロの頂点へと駆け上がった二人のストーリーは、まさに現代のボクシングドラマそのものだ。
「兄がいなければ今の自分はない」と本人が語る通り、二人のトレーニングは常に限界を超えさせる。互いの背中を追いかけ、時に高め合い、時に悔しさを分け合ってきた。二人で世界王座を保持するという偉業を成し遂げた後も、彼らの視線はさらに高い場所を見据えている。この兄弟が創り出す熱量は、日本のボクシング熱を再燃させる最大の原動力だ。