12面体ルービックキューブは本当に難しい?プロが教える揃え方の真相

12面体ルービックキューブは本当に難しい?プロが教える揃え方の真相

12面体ルービックキューブは本当に難しい?プロが教える揃え方の真相の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

ネット上の情報やSNSでは、12面体パズルに関して複数の誤認が広まっています。代表的な盲点についてファクトチェックを行います。

最も多い誤解が、多層構造の大型パズル「ギガミンクス(Gigaminx)」との混同です。メガミンクスが各面1層(3×3×3相当)であるのに対し、ギガミンクスは各面2分割の5層構造(5×5×5相当)を持つ巨大立体パズルです。ギガミンクスはパーツ数が約200個以上に膨れ上がり、熟練者でも解法に30分〜1時間以上を要する超重量級パズルです。「12面体は1回揃えるのに何時間もかかる」という噂は、このギガミンクスやさらに上位のテラミンクス、ペタミンクスなどの上位多層パズルの情報が混同された結果と言えます。

また、メガミンクスの世界記録に関する動向も目覚ましい進化を遂げています。世界キューブ協会(WCA)公式大会の記録において、アルゼンチンの至宝レアンドロ・マルティン・ロペス(Leandro Martín López)選手をはじめとする世界のトップ選手たちは、単発(Single)24秒台、5回計測の平均(Average)26秒台という驚異的な領域に到達しています。

50個ものパーツをわずか20秒台で揃え切るトップスピードキューバーたちの存在は、メガミンクスが決して「運や当てずっぽうのパズル」ではなく、極めて合理的かつ体系化された認知科学的スポーツであることを雄弁に証明しています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。