スマートデバイスの定着とクラシック回帰が同時に進行する中で、手元のレイヤードスタイルにも洗練された進化が見られます。大人が腕時計とブレスレットを重ね付けする理由は、自己主張ではなく「パーソナルなこだわりを最小限の面積で表現すること」へと移行しています。
特に注目を集めているのが、メンズによるアップルウォッチとブレスレットの重ね付けです。デジタルデバイス特有のガジェット感を緩和するため、あえてクラフト感のあるシルバー925のナローバングルや、エルメスをはじめとする上質レザーストラップと同系色のコードブレスレットを1本重ねるスタイルが、高感度なビジネスパーソンの間で支持を広げています。
一方、機械式高級時計においては「トーン・オン・トーン(同色調の統一)」が基本です。例えば、文字盤がブラックであれば編み込みのブラックレザーを、ホワイト文字盤であればクリーンなプレーンシルバーを合わせることで、時計の世界観を拡張するような自然な馴染み方が生まれます。