お酒のポテンシャルを何倍にも引き出すのが、計算されたペアリングです。クリームチーズワインペアリングを成功させるには、ワインのタイプごとに明確な指針があります。
まず辛口の白ワイン(ソーヴィニヨン・ブランや甲州など)には、酸味と塩気を際立たせた組み合わせが合致します。レモンピールと粗塩、あるいはオリーブの実を添えたチーズを合わせると、柑橘を思わせる爽快な酸味がワインのシャープさと心地よく共鳴します。
次にふくよかなシャルドネやコクのある赤ワイン(ピノ・ノワール、メルロー)には、生ハム巻きやはちみつブラックペッパーが威力を発揮します。樽熟成由来のバニラ香や果実の凝縮感に、チーズの乳脂肪と蜂蜜の甘み、ペッパーの引き締めが複雑に重なり合い、口内で高級デザートのような奥行きを演出します。
また見逃せないのがスパークリングワインやハイボールです。炭酸の強い発泡性が口内の濃厚なチーズをリフレッシュし、いぶりがっこや塩昆布の旨味をくっきりと浮き上がらせます。「炭酸で洗い流し、また濃厚なチーズを欲する」という無限の好循環が生まれます。