ビタミンサプリを摂取する際、まず押さえておくべき根本的な原則が「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の性質の違いです。この2つのグループは体内での滞留時間や吸収される仕組みが根本から異なっており、飲むタイミングが効果の出方を決定づけます。
ビタミンB群やビタミンCに代表される「水溶性ビタミン」は、水に溶けやすく過剰分が尿として排泄されやすい特徴を持ちます。経口摂取後、血中濃度は数時間でピークに達し、約2時間から3時間程度で速やかに排出されていきます。そのため、1日の摂取目安量を一度にまとめて飲むのではなく、朝・昼・晩など1日数回に分けて補給することで、体内の血中濃度を常に安定した水準に保つことが可能です。
一方で、ビタミンA、D、E、Kに分類される「脂溶性ビタミン」は、食事に含まれる脂質と混ざり合うことで小腸からスムーズに吸収されます。空腹時に水だけで飲んでも吸収効率は極めて低く、大部分が無駄になってしまいます。食事中あるいは食後すぐに摂取することで、胆汁酸の分泌とともに効率よく体内に取り込まれ、肝臓や脂肪組織に蓄えられてじっくりと効果を発揮します。