シラホシヒメカツオブシムシの正体と駆除法!衣類被害を防ぐ完全対策

シラホシヒメカツオブシムシの正体と駆除法!衣類被害を防ぐ完全対策

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室内の白い壁や窓際で不意に見つかる体長3.5〜4.5ミリほどの黒褐色から黒色の甲虫。その背中(上翅)の中央付近に一対の明瞭な白い斑点(星)を持つのが、シラホシヒメカツオブシムシ(白星姫鰹節虫)の成虫です。甲虫目カツオブシムシ科に属し、乾燥した動物質を主食とするグループの一角を占めています。

多くの生活者が「成虫が服をかじっている」と誤認しがちですが、実は衣類を食害するのは幼虫期のみです。成虫は活動期(主に4月〜6月)になると光を求めて窓辺に集まり、屋外ではマーガレットやハルジオンといったキク科植物の花粉や蜜を摂取してエネルギーを得ています。成虫自体の寿命はおよそ1カ月程度ですが、その間に室内の暗所に潜り込み、産卵を行います。

シラホシヒメカツオブシムシの卵は長径わずか0.5ミリ前後と極めて微細で、肉眼で発見するのは困難です。雌は生涯で40〜100個もの卵を、タンスの引き出しの隙間、クローゼットの床隅、動物性繊維の衣類、あるいはペットフードの周辺など、孵化した幼虫がすぐにエサにありつける暗所に産み落とします。

孵化した幼虫は細長い紡錘形(ニンジン型)をしており、赤褐色から暗褐色の毛で覆われ、尾端には長い毛束(尾毛束)を備えています。幼虫期間は約300日前後と極めて長く、暗く静かで湿度の安定したクローゼットの奥深くで、衣類やホコリに含まれるケラチンタンパク質を貪り食いながら越冬します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。