SNSやネット掲示板を調査すると、日常生活における「体感のズレ」を裏付ける生々しい投稿が数多く寄せられています。単に鳴いていないのではなく、活動の時間帯が人間の生活リズムと完全に乖離している様子が浮き彫りになっています。
「朝5時に窓を開けるとものすごい音量で鳴いているのに、出勤する午前8時には一匹も鳴いていない」「夜9時を過ぎて街灯の周りで狂ったように鳴いているセミがいる」といった目撃談が代表例です。日中の酷暑を避けた結果、気温が30度未満にとどまる早朝5時〜7時や、日没後の薄暗い時間帯に活動が集中している証拠です。
さらに、公園の街路樹周辺では「木の下にセミの幼虫が出てきた穴(脱進孔)は無数にあるのに、幹に成虫が止まっていない」という報告も相次いでいます。天敵である野鳥からの捕食を避けつつ、少しでも涼しい高所の葉陰へ逃げ込んでいるため、目視で見つける難易度が格段に上がっています。