現在、物語は三浦氏が生前に予告していた「エルフヘルム編の完結」を経て、新章へと歩みを進めています。グリフィスの出現によって妖精島が崩壊し、再び過酷な現実へと引き戻されたガッツとキャスカ。物語の核心部である東方のクシャーン帝国を巻き込んだ展開へと舞台は移り変わっています。
読者が最も固唾を呑んで見守っているのは、ガッツとキャスカ、そしてグリフィスの宿命が迎える結末です。生前のインタビューや関係者の証言によると、三浦氏は生前「あんなに長い間苦しんできた二人なのだから、暗いバッドエンドで終わらせるつもりはない」という趣旨の構想を語っていました。壮絶な戦いの果てに、ガッツが復讐の連鎖を断ち切り、キャスカと共にどのような人間的救済に辿り着くのかが最大の焦点となっています。
『ヤングアニマル』での連載ペースは、作画の密度を極限まで保つために不定期掲載の形をとっていますが、スタジオ我画の制作体制は円熟味を増しています。単行本第42巻の発売以降も、最新エピソードが着実に積み重ねられており、三浦氏の頭の中に存在した「約束のラストシーン」へ向かって物語は着実に進んでいます。