ここ数年、現役世代を中心に広がったのが、いわゆる「フリマアプリ疲れ」と呼ばれる現象だ。出品用の写真撮影、執拗な値下げ交渉への対応、丁寧すぎる梱包、発送後のトラブル――手軽だったはずの個人間売買は、日常生活の貴重な時間を奪うタスクと化してしまった。
「わずかな売上金のために神経をすり減らすなら、まとめて送って誰かの役に立ちたい」。時間対効果と利他性を両立させたい現代人にとって、費用を支払ってでも専用キットを取り寄せるスタイルは、極めてスマートな解決策として支持されている。手放した衣服がどこへ行き、どんな価値を生むのかが明白であること。この透明性の高さが、合理性と誠実さを重視する層の心を捉えて離さない。