キャスティングを担当するテレビ局プロデューサーは、二世タレントの起用基準についてこう語る。「親の威光を鼻にかけているタイプは、現場のスタッフから嫌われ、すぐに声がかからなくなります。逆に、親の教育が行き届いていて礼儀正しく、かつ『自分は自分』と割り切って泥臭い仕事も厭わない子は、何度でも使いたくなりますね」。
つまり、二世という肩書きは「最初のオーディションのパスポート」に過ぎない。現場に入れば、一人のプロとしての人間性が試される。親のコネで入った現場で、親以上のパフォーマンスを見せられるか。そのシビアな現実に耐えうるタフさこそが、生き残りの境界線だ。