インターネット上にはさまざまな裏ワザが拡散されていますが、中にはガラス容器の破損や重大な怪我、食品汚染を引き起こす危険な手法が混在しています。安全を確保するために避けるべきNG行為を整理します。
最も危険な誤解は「瓶のフタや底を床やシンクの角に強く叩きつける」という行為です。「叩けば空気が入って開く」と信じられていますが、ガラス瓶は局所的な打撃衝撃に非常に脆弱です。目に見えない微細な亀裂(マイクロクラック)が入り、回した瞬間にガラス全体が破裂して手のひらを深く切創する事故が報告されています。また、瓶の内側に極小のガラス粉末が混入し、目視できないまま誤飲するリスクがあります。瓶の底を叩く場合は、手のひらで軽くポンポンと数回刺激を与える程度にとどめるのが原則です。
次に、「100℃の熱湯をいきなりかける」「直火・電子レンジで加熱する」手法も厳禁です。一般的なソーダ石灰ガラスの耐熱温度差は約40〜60℃程度です。冷蔵庫から取り出した冷たい瓶に熱湯をかけると、激しい熱膨張の差によってガラスが真っ二つに割れる「熱衝撃破壊」を起こします。電子レンジ加熱も内部の蒸気が急激に膨張して爆発する恐れがあるため、絶対に行ってはいけません。