「朝は完璧に仕上がったのに、午後3時を過ぎると小鼻の周りがドロドロに崩れ、頬の毛穴にファンデーションが白く点々と残ってしまう」――コスメの口コミサイトやSNSでも繰り返されるこの悲鳴の正体は、「下地とファンデーションの油分過多」と「全顔均一の厚塗り」です。
クリームファンデーションは、リキッドやパウダーに比べて油分と保湿エモリエント成分が豊富に含まれています。そのため、スキンケアの乳液やクリーム、油分の多い化粧下地が肌表面に馴染みきっていない状態で重ねると、肌の上で油分同士が混ざり合い、定着する前に滑ってしまいます。これが、時間経過とともに皮脂と結びついて発生する「ドロ崩れ」のメカニズムです。
さらに、毛穴が気になる部分を隠そうとして上から力任せに塗り込むと、毛穴の開口部にファンデーションが塊として入り込み、皮脂の分泌とともに押し出されて深刻な「毛穴落ち」を引き起こします。クリームファンデーションの毛穴落ち防止における鉄則は、埋めるのではなく「極薄の膜を均一にフィットさせる」ことに尽きます。