Web上のQ&AサイトやSNSでは、「分かち難い」を「分かち合うことが難しい=共有できない・独り占めする」という意味だと誤認しているケースが散見されます。
「喜びを分かち合う」というフレーズの親和性が高いために起こる混同ですが、古典的・慣用的な「分かち難し」における「分かつ」は「弁別する(見分ける)」または「分離する(引き離す)」を意味します。「共有(シェア)できない」という意味で使うと重大な誤用となるため注意が必要です。
また、ビジネスの報告書や契約書などの正確性が最優先される場面では、相手によって「優劣がつかない」と受け取られるか「切り離せない」と受け取られるかで解釈の齟齬が生じることがあります。
誤解を未然に防ぐためのスマートな「ビジネス表現 言い換え」としては、評価の場であれば「実力が伯仲しており」「甲乙つけがたく」、関係性の強調であれば「密接不可分であり」「強固な連携関係にあり」と直接的な語彙を選択するのが賢明です。