合唱コンクールで固い絆を取り戻した二人でしたが、過酷な現実が待ち受けていました。大野君の父親の仕事の都合により、大野君が東京の小学校へ転校することが突然決まったのです。
別れを前に、二人は放課後にいつもの秘密基地へと向かいます。そこで交わされたのは、幼いながらも誇り高い「未来への約束」でした。「俺たちは離れ離れになってもずっと友達だ」「お互いにでっかい男になって、いつか絶対に世界一周の船に乗ろう」。旅立ちの日、電車の窓越しに手を振り合うシーンは、少年時代の終わりと新たな人生への一歩を象徴する屈指のクライマックスとなりました。
ネット上の噂を検証:大野君と杉山君に「高校生編」は存在するのか?
ファンの間で長年語り継がれているのが、「大野君と杉山君のその後」に関する情報です。一部で都市伝説のように囁かれていた高校生設定ですが、これは紛れもない公式の事実です。
さくらももこ氏が手掛けたスピンオフ読み切り作品『ちびしかくちゃん』の単行本巻末収録作品や、各種メモリアルブックの企画において、高校生へと成長した二人の姿が描かれています。
静岡に残った杉山君と、東京で暮らす大野君は、高校生になっても交流を絶やしていませんでした。それぞれの場所でサッカーや学業に打ち込みながら、長期休みにはお互いの街を行き来し、幼少期に誓い合った「夢」に向かって着実に歩みを進めている姿が描写されています。転校が二人を分断する悲劇ではなく、生涯にわたる絆を育む契機となったという公式のアンサーは、多くの往年のファンに深い安心と感動を与えました。