本作の軸となるのは、突然訪れた悲報から始まる奇跡の出会いです。写真スタジオで働く笠間正宗のもとに、4年前に突然海外へ去ってしまった最愛の恋人・塚本陽子(優香)の訃報が届きます。失意のどん底で訪れた陽子の葬儀で、正宗は陽子の忘れ形見である5歳の少女・塚本コハル(石井萌々果)と巡り合います。
「正宗くんのおかげで、コハルはここにいるの」――コハルから手渡された陽子の遺品と手紙により、正宗は彼女が自分と陽子の間に生まれた実の娘であることを知ります。突然突きつけられた現実に激しく葛藤しながらも、正宗はコハルを引き取り、2人きりの生活を始める決意を固めます。
作品を彩る登場人物たちの相関関係も、物語に豊かな奥行きをもたらしました。正宗の良き相談相手であり、コハルが通う保育園の保育士・柴田宗助を演じたのは関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)の村上信五。さらに写真スタジオの厳しくも温かい先輩カメラマン・林弘和役に北村有起哉、陽子の母で正宗の葛藤を見守る塚本志織役に名女優・大森暁美がキャスティングされ、盤石の布陣がドラマのリアリティを支えました。