「PayPayをやめたほうがいい」という言説の中には、一部の誤解や情報の混同に基づくものも散見されます。損得を正しく判断するために、ネット上で広まる代表的な誤解の真相を整理します。
第1の誤解は、「決済するたびにユーザーに手数料が取られるようになった」という手数料有料化の噂です。これは、2026年秋に導入された「加盟店(店舗側)への決済手数料有料化(1.60%〜1.98%)」のニュースが、一般ユーザーの決済手数料と混同されて伝わったものです。現在でも一般ユーザーが店頭でPayPay決済を行う際に直接手数料を徴収されることはありません。
ただし、前述の「まとめて支払い」の2回目以降チャージ手数料(2.5%)や、PayPay銀行以外への残高出金手数料(1回100円)など、間接的な現金化や特定チャージ手段におけるコストは確実に引き上げられているため、使い方次第でコストが発生するのは紛れもない事実です。
第2の誤解は、「PayPayカード ゴールドを作れば誰でも確実に得をする」という過信です。年会費11,000円(税込)を要するPayPayカード ゴールドは、最大還元率の優遇やソフトバンク回線利用料の最大10%ポイント還元など手厚い特典を誇ります。しかし、ソフトバンクやワイモバイルの高額プラン契約者でなければ、年会費の元を取るための損益分岐点は極めて高くなります。年間決済額が少なく、携帯キャリアも格安SIMを利用している層が安易にゴールドカードへ申し込むと、年会費負けに陥る危険性が極めて高いため注意が必要です。