ネット上のQ&AサイトやSNSでは「おでこが狭いなら、頭頂部の奥深くから前髪を持ってくれば解決する」というアドバイスが頻繁に見受けられます。しかし、サロンの現場や体験者の生の声を取材すると、この手法には看過できないリスクが存在することが明らかになっています。
奥から前髪を作る デメリットとして最も深刻なのが、「つむじや後頭部の毛量が削られ、トップがパックリ割れてしまう」という構造的トラブルです。前髪に多くの毛束を配分しすぎると、本来トップやサイドにあるべきボリュームが失われ、頭頂部が平坦に見えて老けた印象を与えてしまいます。
さらに、奥から取った前髪は毛量が多くなりすぎるため、束感を作りにくく、平成初期のような「重く貼り付いたフルバング」になりがちです。サロン現場のスタイリストからも「奥から取りすぎた結果、前髪の生え際と頭頂部の毛流れが喧嘩してしまい、収拾がつかなくなって駆け込んでくるお客様が多い」という指摘が寄せられています。奥行きは最大でも頭頂部から3.5〜4cmにとどめ、毛量調整(セニング)で内側の重さを抜くのが失敗を防ぐ絶対条件です。