日本テレビの公式放送アーカイブおよび視聴率調査データによると、『火垂るの墓』が金曜ロードショーで最後に放映されたのは2018年4月13日のことでした。同月5日に逝去した高畑勲監督を偲ぶ緊急追悼企画としての編成であり、通常の夏季特別企画としての放送は2009年(第12回放送:視聴率9.4%)が事実上の最後となっています。
スタジオジブリ作品の歴代金曜ロードショー放送実績を振り返ると、本作は1989年の初回放送で20.9%、1990年の第2回放送で歴代最高となる21.5%の世帯視聴率を記録しました。1990年代から2000年代前半にかけては、ほぼ1〜2年周期の恒例プログラムとして高い関心を集めていた歴史があります。
しかし、2000年代後半から視聴率推移に明確な陰りが見え始めました。2007年の放送では7.7%、2009年には9.4%、そして追悼特番となった2018年も6.7%と、かつて20%を超えていた数字から大幅な下落を記録しました。2026年代に入り『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』『千と千尋の神隠し』が2〜3年周期で定期放送され、依然として二桁視聴率を維持している状況と比較すると、編成上の優先順位が後退したことは否定できません。