新世界ラジウム温泉の代名詞とも言えるのが、建物の奥に広がる露天風呂から見上げる通天閣の威容です。浴槽に肩まで浸かり、見上げれば視界いっぱいに巨大な鉄骨タワーがそびえ立つロケーションは、全国の温浴施設を見渡しても唯一無二の景観と言えます。特に夜間、ライトアップされた通天閣のネオンが湯面に反射する幻想的な光景は、多くの入浴客を惹きつける決定的な要素です。
浴場内部の構成も極めて機能的かつ充実しています。看板に掲げられたラジウム泉(人工温泉)をはじめ、血行促進に定評がある高濃度炭酸風呂、日替わりや季節の生薬を楽しめる薬湯、深さのある主浴槽、電気風呂、そして火照った体を急冷する水風呂が整然と配置されています。
さらに、温浴ファンの間で注目を集めているのがサウナの評判です。設置されているのは遠赤外線ヒーター式のドライサウナで、室内温度は約90℃前後に安定。過度な装飾のない実直な造りながら、しっかりとした発汗を促す熱圧があり、サウナ室を出てすぐの動線上に深めの水風呂が配置されています。外気を感じられる露天スペースでの休憩を組み合わせることで、下町のど真ん中で質の高い温冷交代浴を満喫できる設計となっています。