2026年を迎えた現在も、選挙ウォッチャーちだい氏の基本的なスタンスにブレはありません。日本各地で相次ぐ地方統一選挙や首長選、国政の補欠選挙・総選挙の現場へ小型カメラとメモ帳を携えて赴く日々が続いています。
近年、特に注力しているのが「SNS世論工作とリアル選挙の結合」に対する定点観測です。2024年の東京都知事選挙におけるポスター掲示場ジャック問題や、兵庫県知事選を巡るネット情報の爆発的な拡散など、選挙の舞台は現実の街頭からデジタル空間へと不可逆的な変化を遂げました。石渡氏は現場の街頭演説の動員と、ネット上のトレンド操作の乖離をリアルタイムで追跡し、有権者がいかにアルゴリズムに誘導されているかを可視化する試みを続けています。
また、法廷闘争で勝ち取ったスラップ訴訟の判例をもとに、言論弾圧に直面する他の地方議員や市民ライターへのアドバイス、言論の自由を担保するための勉強会など、単なる一記者を超えた社会活動的な広がりも見せています。「現場に答えがある」という信念のもと、地方の片隅で繰り広げられる名もなき選挙の現場から、日本の民主主義の体温を測り続けるその活動は、今後も独自の存在感を放ち続けるはずです。