福山市立神辺西中学校を卒業した三好美羽の進路選択は、全国の高校陸上界を巻き込む大きな注目を集めました。関東や関西の駅伝・短距離の名門私立校から熱烈なスカウトが相次いだものの、彼女陣営が最終的に選んだ道は、自身のルーツである地元・広島県内での競技継続でした。
進学先となった広島の名門高校において、指導陣が最優先したのは「目先の高校総体タイトル」ではなく、「20歳以降に世界と戦える身体の土台づくり」です。高校1年目となった2025年シーズンは、中学時代の爆発的な疲労を抜きつつ、急激に伸びた身長に筋肉の出力を適応させる移行期間として慎重にプログラムが組まれました。
2026年春を迎えた現在、三好美羽の走りは力強さとブレのなさを増しています。冬季練習を経て筋力・体幹の剛性が格段に向上しており、関係者の間では「今季は11秒4台への突入、さらにはシニアの日本選手権における表彰台争いが現実的なターゲットになる」と極めて高い評価が下されています。