初公判において、不同意性交等の罪に問われた斉藤被告側は「同意があったと誤信していた」として無罪を主張しました。これに対し、検察側および被害を訴える女性側は真っ向から対立し、一部報道では懲役7年という重い求刑が取り沙汰されるなど、法廷闘争は極めて泥沼化の様相を呈しています。
このような極限状態において、瀬戸サオリさんが即時の離婚を選ばない理由は、感情論だけでは片付けられない複数の現実的要因が絡み合っています。関係者の証言から浮き彫りになった決定的な理由は主に以下の4点です。
- 幼い子供の親権と生活環境の最優先:育ち盛りの長男への精神的影響を最小限に抑え、学校生活や周囲の視線から子供を守るため、名字の変更や公的な手続きをあえて保留していること。
- 裁判終結前の身元引受と弁護活動への関与:実刑判決のリスクを前に、法定代理人や弁護側との連携において、妻としての公的立場が必要不可欠であること。
- 巨額賠償金・慰謝料の分配問題:吉本興業や関係各所への違約金、被害者側への示談交渉や民事賠償を前に、財産分与を性急に進めることが法的に困難であること。
- 福岡出身の芯の強さと責任感:「不倫や失態は許せないが、自らが選んだ夫の結末を最後まできちんと見届ける」という強い自負と覚悟。
とりわけ瀬戸さんは福岡県出身であり、周囲からは「一度腹を決めたら簡単に逃げ出さない芯の強さ」を持つ女性として知られていました。事件発覚当初、自身のSNSで発信した瀬戸サオリのコメントでは、被害者への配慮を示しつつも夫の認識の違いに触れ、大きな波紋を呼びました。あの発信の背景には、ただ夫を盲従するのではなく、「事実の全容が明らかになるまでは家族の責任を一方的に放棄しない」という壮絶な矜持が働いていたと考えられます。