ぴょんぴょん舎の看板である盛岡冷麺は、小麦粉と馬鈴薯(ばれいしょ)デンプンを独自の黄金比で練り上げ、強い圧力と熱をかけて押し出し成形したコシの強い半透明の麺が特徴です。さらに、国産の牛骨と牛肉をじっくり煮込んで抽出したコク深く澄んだ極上スープが絶妙に絡み合います。
何を注文すべきか迷った際、圧倒的な一番人気を誇るのが「焼肉盛岡冷麺セット」です。上質なカルビやモモ肉などの焼肉メニューにミニ冷麺(または普通サイズへ変更可能)、ミニナムルがセットになっており、焼肉の香ばしい脂の旨味と、冷麺のキリッと引き締まった冷涼感のコントラストを一度に堪能できます。サイドメニューでは、外側がカリッと香ばしく中はモチモチの「ネギニラチヂミ」も外せない逸品です。
そして、注文時に最も頭を悩ませるのが「辛さの選び方」です。メニュー表には通常、以下の段階が用意されています。
・特辛(とくから):本格的な辛党向け。キムチの辛みと酸味が前面に出る刺激的な味わい。
・中辛(ちゅうから):標準的な辛さ。ピリッとした辛みとスープの甘みが調和した一般的なバランス。
・小辛(こから):辛いものが苦手な方や子ども向け。ほんのりとしたアクセント程度。
・別辛(べつから):キムチが別皿で提供される通好みのスタイル。
初訪問の方や出汁の深みを純粋に味わいたい方に強く推奨したいのが、間違いなく「別辛」です。最初にキムチを一切入れず、牛骨出汁と三温糖の柔らかな甘みが広がる黄金色のストレートスープを一口味わってみてください。その洗練された出汁の旨さを確かめた後、自家製大根キムチとキャベツキムチを徐々に投入し、スープのコクと酸味の変化を自分の好みのグラデーションで楽しむのが、盛岡の食通が愛する最も贅沢な食べ方です。