愛媛県久万高原町と高知県檮原町にまたがる四国カルストの中でも、その中心的な拠点として抜群の知名度を誇るのが姫鶴平です。東西約25キロメートルにわたって連なるカルスト地形の中央部に位置し、視界を遮るもののない360度の大パノラマが広がります。春から秋にかけては鮮やかな緑の草原にカルスト牛が放牧され、白いカレンフェルト(石灰岩の柱)とのコントラストが絵画のような景観を生み出します。
旅の拠点となる「姫鶴荘」周辺には、絶景を間近に望む姫鶴平キャンプ場が整備されており、全国のアウトドア愛好家から「一度はテントを張りたい聖地」として絶賛されています。かつては予約不要の完全フリーサイトとして運営されていましたが、キャンプブームに伴う過密化や環境保全の観点から、現在は適正利用を目的とした管理体制が強化されています。ハイシーズンにおける連休や週末の利用には、公式な予約受付プラットフォーム(キャンプ場予約サイト「なっぷ」等)や姫鶴荘の案内を通じた事前手続きが必要となるケースが定着しました。
現地管理スタッフや長期キャンパーの証言によると、ゴールデンウィークや8月のお盆期間、シルバーウィークなどの連休中は、午前中の早い段階で駐車場やサイトが埋まり、周辺道路で入場待ちの車列が発生することもあります。混雑を避けて静寂なカルストを満喫するには、平日の利用またはチェックイン開始直後の午前中到着を狙うのが鉄則です。