メトホルミンがなぜ体重減少や体型維持に寄与するのか、そのメカニズムは従来のダイエットサプリメントとは根本的に異なります。主たる薬理作用は以下の3点に集約されます。
第1に、肝臓における糖新生の抑制です。肝臓がアミノ酸や乳酸などから新しくブドウ糖を作り出す働きを抑えることで、血中の余剰な糖を減らし、食後の血糖値急上昇を防ぎます。第2に、筋肉や脂肪組織におけるインスリン感受性の改善です。インスリンが少量でも効率よく働くようになり、脂肪合成を促す過剰なインスリン分泌(肥満ホルモンの過剰放出)を抑制します。第3に、近年の研究で注目されている腸管からのブドウ糖吸収抑制およびGLP-1分泌促進作用です。これにより、食欲が適度に落ち着き、便中に一部の糖が排出される働きが示唆されています。
医療ダイエットの現場では、まずメトホルミン 500mg 効果を観察するために1日500mg(1回250mgを1日2回、または1回500mgを1日1回)から開始し、副作用の有無を見極めながら1,000mg〜1,500mgへと増量していく処方設計が一般的です。500mgの段階でも「甘いものへの執着が薄れた」「午後の急激な眠気がなくなった」といった体感を語る口コミが多く、インスリン抵抗性の高い人ほど初期の効果を実感しやすい傾向にあります。