ヨガ情報メディア「SOELU(ソエル)Magazine」の検証データや各種アンケート調査によると、ヨガ後に体重が増加してしまった受講者の約7割が「運動後のご褒美として普段より糖質の高い食事やおやつを食べていた」と回答しています。SNSのコミュニティや知恵袋の投稿を分析しても、リアルな後悔の声が散見されます。
「ホットヨガで1キロ減ったと喜んで、帰りにラーメンとビールを流し込んだら翌朝2キロ増えて顔がパンパンになった」「レッスン直後に我慢できずコンビニの菓子パンを食べてしまい、胃もたれと自己嫌悪で眠れなかった」といった告白は、決して珍しいケースではありません。
行動心理学において、これは「モラル・ライセンシング(ライセンシング効果)」と呼ばれる現象です。「身体に良い行動(ヨガ)をしたのだから、少し羽目を外しても帳消しになる」という無意識の免罪符が、理性を麻痺させてしまう構造です。さらにヨガの深い呼吸によって副交感神経が優位になると、精神的なリラックスとともに警戒心が解け、食欲のブレーキが外れやすくなります。現場の熟練インストラクターが「スタジオを出る前にミネラルウォーターを500ml飲み干し、物理的に胃を落ち着かせること」を強く推奨するのは、この心理的トラップを防ぐための現実的な防衛策です。