グルメサイトやSNS上にあふれる口コミは、賛辞ばかりではありません。リアルな利用者の声を収集し、現場で検証したところ、客観的な事実が浮かび上がってきました。
ネット上の好意的な意見として圧倒的に多いのは、やはり「手作りの温もり」と「圧倒的な満腹感」です。「実家に帰ったときのような安心感がある」「出汁の香りが忘れられず、週に2回は通ってしまう」といった声が目立ちます。特に、定食に添えられる日替わりの小鉢(切り干し大根やひじきの煮物、おからの炒り煮など)に対する評価が高く、細部まで手作業で調理されている点が深く評価されています。
その一方で、低評価や注意喚起として散見されるのが「提供待ち時間」と「席間隔の狭さ」に関する指摘です。「昼のピーク時に注文してから20分近く待った」「相席になることがあり、落ち着いて長居する雰囲気ではない」という声があります。
この点について現場を観察すると、上原食堂では作り置きを極力行わず、注文が入ってから一品ずつ中華鍋を振り、揚げ物を揚げるスタイルを貫いています。この丁寧な調理方針が、ピーク時の待ち時間につながっているのが実情です。つまり、「待たされる」という不満の裏返しには、「常に出来立て熱々の最高の状態を提供する」という調理場の譲れないプライドが存在しているわけです。