ネット上のコミュニティ(X、Yahoo!知恵袋、5ちゃんねる等)におけるみのもんた氏への言及を分析すると、時代とともに視聴者の感情が大きく変遷している実態が浮き彫りになります。
2000年代のネット掲示板では、その歯に衣着せぬ毒舌や「みのもんた無双」とも呼ばれた圧倒的権力に対する賛否両論が渦巻いていました。主婦層からは「お昼の頼れるご意見番」として絶大な信頼を寄せられる一方、ネットユーザーからは強引な論調への批判的な書き込みも目立ちました。
しかし、2013年に発生した次男(元日本テレビ社員)の不祥事(窃盗未遂容疑による逮捕事案)を機に潮目が変わります。この事件を受けてみの氏は朝の情報番組『朝ズバッ!』からの降板を余儀なくされました。当時、知恵袋などでは「親の責任論」をめぐって激しい議論が交わされましたが、この降板劇がみの氏のキャリアにおける最大の転換点となりました。
現在のSNSや質問サイトにおける論調は、批判やバッシングから「全盛期へのノスタルジー」と「闘病への労い」へと完全にシフトしています。 「みのさんがお昼に出ていた頃のテレビは熱気があった」 「パーキンソン病と聞いて驚いたが、無理せずゆっくり余生を過ごしてほしい」 「死亡説が出て焦って調べたが生きていて安心した」 といった声が大多数を占めています。かつての強烈なカリスマ司会者は、今や「激動の昭和・平成テレビ界を駆け抜けた生ける伝説」として、温かい眼差しで見守られています。