最終回発情期の代表例作品として語られることの多いタイトルを振り返ると、いずれも時代を築いたメガヒット作が並びます。これらの作品では、最終話または最終巻において劇的なペアリングが描写されました。
代表格として挙げられるのが岸本斉史氏の『NARUTO -ナルト-』です。ナルトとヒナタ、サスケとサクラに加え、サイといの、シカマルとテマリ、チョウジとカルイなど、木ノ葉隠れの里の忍たちが一斉に結ばれ、続編である『BORUTO-ボルト-』へとバトンを繋ぎました。また、久保帯人氏の『BLEACH』でも、一護と織姫、恋次とルキアが結ばれた最終話が世界的な議論を呼びました。
さらに吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』では、炭治郎とカナヲ、善逸と禰豆子、伊之助とアオイといった組み合わせが最終回で直接描かれる代わりに、現代編における子孫・転生者という形で完結エピソードの伏線回収とともに提示され、読者に強いインパクトを残しました。一方で空知英秋氏の『銀魂』のように、作中で自ら「最終回発情期」というワードをギャグとして取り込み、パロディ化してみせた稀有な例も存在します。