呉鳳明を語る上で欠かせないのが、中華全土を見渡しても並ぶ者のいない圧倒的な戦術構築力と工学的な兵器開発能力です。彼の父は、かつて魏国火龍七師の一人として名を馳せ、蛇甘平原の戦いで麃公と一騎打ちの末に散った知将・呉慶。鳳明は父の持つ冷徹な知略を完璧に受け継ぎながら、さらに工学的・力学的な発想を融合させた独自の軍略を完成させました。
公式ガイドブックにおける呉鳳明の知力は「98」。これは趙の李牧(知力99)や秦の王翦(知力99)に肉薄するトップクラスの数値です。武力そのものは「69(後に微増)」と前線で刃を交える武将ではありませんが、それを補って余りある指揮統率力(92)と知謀によって、自軍の損害を最小限に抑えつつ敵をすり潰す戦い方を得意としています。
彼の真骨頂は、自ら図面を引き設計したオリジナルの攻城兵器・防衛兵器の数々です。
- 新型巨大井闌車(せいらんしゃ):合従軍戦において、難攻不落と謳われた函谷関の壁を越えるために投入。橋が架かる仕掛けや防炎加工が施された巨大兵器で、守備側の秦軍に絶望を与えました。
- 巨大床弩(しょうど):城壁の上にいる敵兵を一掃するために配置された高威力の連続射撃兵器。張唐軍を心理的・物理的に激しく追い詰めました。
- 変形陣形(著雍の布陣):著雍の戦いでは、本陣の位置を敵から悟らせない立体的な陣を構築。録嗚未や狂戦士・乱美迫を手玉に取り、戦局を完全にコントロールしました。
テレビアニメ版では実力派声優の浪川大輔さんが声を担当。冷静沈着でありながら、戦況が動いた瞬間に見せる冷徹な狂気や、乱世を楽しむ不敵さを巧みに表現し、キャラクターの人気を一段と押し上げました。