モデルナのロット番号はどこを見る?回収対象の確認法と有効期限延長の真相

モデルナのロット番号はどこを見る?回収対象の確認法と有効期限延長の真相

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手元の番号を確認する際、最も多くの人が懸念を抱くのが、過去に大々的に報道されたモデルナワクチン異物混入ロットに該当していないかという点です。事実関係を客観的に整理するため、モデルナロット番号厚生労働省発表および武田薬品工業の適正使用情報を振り返る必要があります。

2021年8月下旬、国内の一部接種会場において、未使用バイアル内に黒色などの微小な異物が浮遊している事例が報告されました。これを受け、厚生労働省と武田薬品工業はただちに予防的措置として該当ロットおよび同一ラインで同時期に製造された3ロット(計約163万回分)の使用見合わせを指示し、その後に正式なモデルナ自主回収ロット番号として回収作業を進めました。

当時公表されたモデルナ回収対象ロット番号一覧の対象となったのは以下の3群です。

  • ロット番号:3004667(異物混入が最初に報告されたロット)
  • ロット番号:3004734(同一の製造設備・製造期間に該当するロット)
  • ロット番号:3004956(同一の製造設備・製造期間に該当するロット)

製造元であるスペイン・ロビ社の製造ライン調査の結果、異物の正体はプランジャー(ゴム栓)打栓機内部の金属部品同士の接触摩耗によって削れ落ちた「SUS316(医療用ステンレス鋼)」の微細片であったことが特定されています。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の専門家評価および公式リリースによると、医療用ステンレスは人工関節やステントなど体内に長期留置される医療器具にも広く用いられる極めて生体適合性の高い素材であり、仮に極微小な粒子が筋肉内に投与されたとしても、重大な全身性アレルギーや循環器障害を引き起こす医学的蓋然性は極めて低いと結論づけられました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。