手長海老のエチュベと合わせるワインは、甲殻類の甘みとバターソースのリッチさ、そして白ワイン由来の酸味のバランスを考慮して選定するのがソムリエの鉄則です。
1. ブルゴーニュ産シャルドネ(コート・ド・ボーヌ)
樽熟成を経たムルソー(Meursault)やシャサーニュ・モンラッシェは、王道の組み合わせです。樽由来のヴァニラ香やバターのようなまろやかなニュアンスが、エチュベのソースと完璧に同調し、手長海老の芳醇な甘みを包み込みます。
2. ロワール産ソーヴィニヨン・ブラン(サンセール)
ハーブを効かせたエチュベや、より軽やかに楽しみたい場合には、ミネラル感と清涼感のあるサンセール(Sancerre)が最適です。柑橘系の爽快な酸が甲殻類のピュアな風味を引き締め、後味をエレガントに整えます。
3. 日本ワイン:甲州シュール・リー
和のアカザエビを使ったエチュベには、澱(おり)とともに熟成させた甲州シュール・リーも素晴らしい相性を見せます。酵母由来のアミノ酸の旨味が、海老の繊細な風味をマスキングすることなく寄り添います。