一生肌に残るタトゥーだからこそ、勢いだけで決めずに長期的な視点を持つことが肝心です。ここでは、月タトゥーで後悔しない選び方として押さえておくべき3つの鉄則を紹介します。
第1に、経年変化(インクの滲み)を見越したサイズ設定です。ファインラインの繊細な三日月や小さな満月は彫り立てこそ非常に美しいものの、人間の皮膚細胞の代謝により、5年、10年と経つうちにインクの線がわずかに太くなります。あまりに小さすぎるサイズに複雑なクレーターや細かい花を詰め込みすぎると、将来的に線同士がくっついて黒い塊に見えてしまうリスクがあります。施術者と相談し、線の太さに適した余白を確保することが必須です。
第2に、自身のライフスタイルと露出度のバランスです。社会的な受容が進みつつあるとはいえ、日本国内では依然として温泉、プール、フィットネスジム、就職活動などで制限を受ける場面が存在します。TPOに応じて衣服で完全に隠せる部位かどうかを事前にシミュレーションしておくことが、後悔をゼロにする防波堤となります。
第3に、アーティストの得意ジャンル(ポートフォリオ)の厳密な確認です。ファインラインや幾何学模様は、わずかな針のブレが目立ちやすい高難度のジャンルです。SNSで施術直後(Fresh)の写真だけでなく、完全に治癒した状態(Healed)の写真を掲載している信頼できる彫師を選定しましょう。