Q1:5歳の娘がクラスで一番背が低いです。すぐに大きな病院へ行くべきですか?
A1:まずは母子手帳の成長曲線に過去の測定値をすべて書き込んでみてください。曲線に沿って年間5cm以上伸びており、-2SDの枠内に収まっていれば、緊急で大きな病院へ行く必要性は低いと考えられます。判断に迷う場合や-2SDを下回っている場合は、かかりつけの小児科医に成長曲線を持参して相談することをおすすめします。
Q2:両親ともに小柄な体格です。遺伝による低身長は治療できないのでしょうか?
A2:遺伝的要因が大きい場合(体質性低身長)は、病的な異常がない限り保険適用となる成長ホルモン治療の対象にはなりません。しかし、睡眠環境の改善や食事の見直しによって、遺伝的な予測値の上限まで伸ばす余地は十分にあります。まずは本当にホルモン分泌などに問題がないかを診断で確認することが先決です。
Q3:低身長の検査や成長ホルモン治療には保険が適用されますか?
A3:精密検査によって「成長ホルモン分泌不全性低身長症」や「ターナー症候群」「SGA性低身長症」など、国の定める疾患基準に合致した場合は健康保険および小児慢性特定疾病などの公費助成が適用されます。単なる体質的な小柄(標準範囲内)と診断された場合の治療は自費診療となります。