妊娠に伴う分泌物の変化は、受精卵が子宮内膜に着床する妊娠3週〜4週頃(妊娠超初期)から徐々に現れ始めます。この時期から胎盤の完成に向かう妊娠8週〜11週頃にかけて、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンが急激に分泌され続けるためです。
「匂いの変化にいつから気づくか」には個人差があるものの、生理予定日前後から「下着の匂いがいつもと違う」「ふとした瞬間に自分の匂いが気になる」と自覚する人が目立ちます。また、妊娠初期の症状として匂いに敏感になる(嗅覚過敏)ことが重なり、実際にはごくわずかな変化であっても強く感じ取ってしまうケースが多々あります。
あわせて、エストロゲンの影響で子宮頸管や膣からの粘液分泌が促進され、妊娠初期はおりものの量が明らかに増える傾向にあります。水っぽくサラサラとした状態が続くのは、身体が順調に妊娠状態へ移行している証拠のひとつです。