査定現場で鑑定士が真っ先に確認するのが、そのシールが「チョコ版」なのか「アイス版」なのかという出自の違いです。ビックリマンはウエハースチョコだけでなく、アイスクリームの付録としても展開されていました。外見が酷似しているため混同されがちですが、市場価値は大きく異なります。
チョコ版とアイス版を見分けるポイントは、主に以下の3点に集約されます。
1. 裏面台紙の紙質とインクの色調
チョコ版の裏面台紙はやや黄色みがかった未晒し風の紙質が多く、インクの印刷も当時のオフセット印刷特有の深い色合いをしています。一方、アイス版は白っぽくツルツルとしたコート紙が採用されているケースが多く、裏面の文字色も鮮やかな青や緑、濃紺など弾によって明確な仕様違いが存在します。
2. 表面プリズムの幾何学パターン
例えば第9弾の「ヘッドロココ」の場合、チョコ版には菱形の模様が逆向きに連なる「逆扇プリズム」と呼ばれる超希少バージョンが存在します。アイス版のヘッドロココは素材自体が異なり、格子状のアルミ素材や異なる光沢を持つパターンで生産されているため、光にかざした際の反射角で即座に識別が可能です。
3. 弾ごとの希少性の逆転現象
一般的には先行して発売されたチョコ版の方が高い価値を持つケースが多いものの、第12弾以降の後期弾になると状況が一変します。アイス版の流通量が急激に減少した第12弾〜第15弾あたりでは、チョコ版よりもアイス版の方が遥かに高値で取引される逆転現象が起きています。第15弾ヘッドの「黎元老守」や各すくみシールのアイス版未開封などは、専門店の買取リストでも指名手配級の高額設定がなされています。